門下生夏合宿

ここ数年年2回、大体夏と冬に大学生の生徒やその友人知人らの有志を募りソロ曲や室内楽曲の合宿をしている。

 

今回この合宿にはバイオリン6名、ヴィオラ2名、チェロ6名の計14名集まった。

元々は自分が集中的に勉強したいが為に開いていたのがはじまりでチェロとピアノだけとかピアノトリオの3人だけで合宿した事もあるから一応これまでで最大規模の合宿となった。

 

これまではチェロの生徒に関しては自分でレッスンし、ピアノの先生にピアノ伴奏をして貰ったり室内楽に入ってもらったりしていたが、前回からはバイオリンの先生も呼ぶようになった。

今回は日帰りの先生も含め自分を数えずにバイオリン2名、チェロ1名の先生に来て頂いた。

 

それぞれ系統の異なる先生方に来て頂き、それぞれのレッスンも全く違うだろうという事を想定した。

 

 

合宿前の事前レッスンではどうにもこうにも箸にも棒にもかからないという感じの室内楽の組もあったが、期間中に何かを感じ、何かを掴み最終日の試演会では変わった姿をみせていた。

沢山の人の練習したり演奏している姿から良い刺激をお互いに与えていたように思う。

今回参加が初めてだった人も良い演奏を心がけていて、好印象だった。

何人も伸びる要素が沢山溢れている人がいた。

 

 

 

ただ何点か先生として言えるのは音楽に真摯に向き合えということだ

 

真摯に向き合うというのは、まず演奏の前の段階の楽譜の用意から始まる。

悲しいことに良識ある演奏家ならまず使わないだろう譜めくりも出来ない楽譜のまま演奏したグループがあった。結局試演会ではめくれないし譜面は落ちるし中身も良いと言えるところがなかった。

音楽に適当に向かっていれば中身も伴わないのは当たり前だ。

それも直前に注意したにもかかわらずだ。

楽譜も用意出来ないなら人前で演奏する資格はない。

 

楽譜があって初めて練習ができるのだ。

 

 

 

あと思ったのは、向上心のある人こそ人の演奏を真面目に聞いているという事だ。

正直私の生徒は参加した他の楽器の人と比較しても段違いで上手い。

初めてレッスンしたときは経験者という人でもちゃんと弾ける人はいなかったが

常に自分の限界値より少し上の課題を与えられているのだ。

 

それにもかかわらずチェロの生徒は他の楽器の演奏をきちんと聞いていた。

聞くことの大切さを皆知っているのだ。

 

 

次回の合宿はいつかは未定だが、今回よりも皆充実した合宿になればと思う。