スクールコンサート

所属していた大学オケには夏休みに県内、時には県外の幼稚園、小中高等学校を演奏してまわるという伝統?行事があった。

 

 

大学から楽器をはじめる人が殆どの一年生は、初めて人前で演奏する貴重な機会を得る。

 

そして夜には夜のスクールという名の飲み会が演奏会のあった日に行われる。この両方のイベントがオケ団員の夏の一大イベントとなる。

 

 

まず昼のスクールコンサートだが、正直弾けた記憶がない。というか弾いた記憶がない。弾けないのが悔しくて、サークルの楽器を保管している楽器庫で同期で経験者のバイオリニスト(後のコンマス)通称マグロと夜通しに練習した記憶がある。

その後もマグロと事あるごとに夜の楽器庫練は行われる事になる。学生時代に飲んでるか楽器を弾いてるか麻雀してるか馬鹿騒ぎしてるかはオケ連中の中では殆どがマグロとともにする事になる。

マグロとつるむに連れ、楽器がうまく弾けなくて悔しいという感情が少しずつ芽生えてきたのも事実である。

 

 

こう振り返ると楽器を初めてから要所要所にこういった大事な出会いや繋がりがあったことに気がつかされる。

 

 

 

 

スクールコンサートで初めて色んな楽器を目の前にする子供達はいつもテンションが高くて目がきらきらしている。

知っている曲をオーケストラで聞いたり、楽器紹介でそれぞれの楽器の音を初めて聞いたり、クラシック音楽を身近で聞く機会があまり無い子供達にとっては全てが新鮮である。

ほぼ全ての県でスクールコンサートは行われていると思うが、もっと身近にするにはどうしたら良いんだろう。

演奏を聴くということが特別な場として位置付けられ過ぎている気がする。

それは仕事の事だからまた考えよう。

 

 

 

 

 

昼のスクールが終わるとオケ行きつけの通称「はっぱち」という学生向けの呑み屋で飲む。

正直このオケの飲み会をどこまでどうやって書いたら良いのかわからない。というか書けることがほぼない。

一例で、はっぱちではないがス○○タスやい○ちこを瓶で一気するとどうなるかを体験できたと言っても今の時代良い印象は出てこないだろう。

 

自分の事だから言えるが醜態の例をあげると、コンバスのしーま先輩をけったあげくチビと罵ったらしい。温厚で優しいしーま先輩も怒ってしまったらしい。

 

今でも尊敬しているチェロのがたやま先輩に家まで送ってもらったあげく、次の日のスクールは二日酔いで休んだらしい。笑えない醜態である。

 

同期のばよりんの子に抱きついたらしい。しかも酒くっさいし吐瀉した後で。

消え去りたい。

 

 

他にも一年目のスクールではいろいろやらかしたみたいだが当の本人には記憶が全くない。先輩を初め同期の人には相当な迷惑をかけまくっていた。そしてその頃は相当生意気だった。

 皆さん本当にすみませんでした。

 

 

しかも楽器もそれまで全く弾きに来ない。そんな最低な状態だったからオケにハマったのかもしれない。

 何をやってもそれ以下のことがなかった。

 

 これまで様々な飲み会に参加してきた自負があるが、この大学オケの飲みは日本で何本かの指に入る屈指の酷い飲みだと思う。

しかし楽しかった記憶がある。

一晩二晩ならあの頃に戻ってみたい。

 

 

いや、、どうかな?

学生だからこそ楽しくできたのかもしれない。 

それを大人になってからというのは幼稚な考えな気がする。

  

 

スクールコンサートに出ていなかったらマグロやそのほかの同期とつるまなかっただろうし、そのままチェロを弾かずに囲碁部にもっとのめり込んでいたかもしれないし、人生どうなるかわからないものである。